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ワイン
初めまして、研修医の若松です。
10月からまさき歯科にて研修を始めて早、3ヶ月が経とうとしています。
気がつけばもう12月です。みなさんはどうお過ごしでしょうか?
忘年会シーズンということもあり、お酒を飲む機会が増えているのではないかと思われます。
そこで今回は、飲み会などでよく飲まれるワインについてお話をさせていただこうと思います。
ビール、カクテル、ウイスキー、日本酒、焼酎などたくさん種類がありますが、僕は最近ワインにハマり始めました。
今年のボジョレーヌーボーは「採れたてのベリー系の果実を口の中で頬張ったかのような、瑞々しい味わいが魅力。」と評されています。
こういった前情報などを肴にお酒を飲むのも、お酒を楽しむ一つの方法ではないかなと個人的に考えています。
ワインはブドウに含まれている成分をほとんどワインの中に取り入れている為、多くのミネラル、ビタミン、ポリフェノール、が含まれており、体内の抗酸化作用、血圧降下、殺菌作用、抗ガン作用等、多くの効果 が期待されます。
食品に含まれていますビタミン、ミネラル、ポリフェノール等は通常人体に30〜40%しか吸収されませんが、ワインに含まれていますこれらの成分は100%人体に吸収されると言われています。
また、熟成された高級ワインには高級アミノ酸が多く含まれており、糖尿病予防に効果があると言われています。お酒を大いに楽しみ、今年の労を労って、来年への活力にしていけたらとても素晴らしいですよね??
しかし!
美味しくて健康的な飲み物、ワインですがお口の中の健康を考えると注意しておかなければならないことがあります。
pH(水素イオン指数)と言う、液体が酸性かアルカリ性かを示す数値があり、通常の飲料水が7・0と定められています。
ではワインのpHはどれ程の値なのでしょうか?
なんと!白ワインはpH2・3 赤ワインはpH2・63という値になっているのです!!
pHは7・0より小さくなると酸性に傾き、pH2・3は通常の炭酸飲料(pH5・0)や食酢(pH3・0)よりも酸性に近い値となっています。
ワインを飲んだ後、何もせずに寝てしまっては、歯が溶けていき酸蝕症という歯がもろくなってしまう状態になる恐れがあります。
それをさけるためには、食後30分経ち、お口の中が唾液により中和されたあとうがいや歯磨きを行う必要があります。(⚠︎摂取後すぐに磨くと歯ブラシで柔らかくなってしまった歯をすりへらすことになるため、30分ほど時間を空ける必要があります)
お酒を飲んで、酔っ払ってしまった時や、眠くなった時、寝る前には必ず歯磨きをしましょう!
お酒で心を満たし、歯磨きでお口の健康を守って、良い2016年の締めくくりを迎えていただけると幸いです。
お酒を飲む機会が増える時期ですが、お口の中の健康にも気をとめていただければ、より快適な新年を迎えられると思います。
お粗末ではありますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。