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MDIの11月B例会に出席
11月も終わりに近づき朝晩がだいぶ冷え込むようになってきました。ただ昼間はまだ暖かいので、もう少し過ごしやすい日が続きそうですね。
先日MDIの11月B例会に出席しました。今回はまさき歯科の歯科技工士の早川君、歯科医院はやしの梅田先生、西山歯科の岩瀬先生の発表でした。
早川君は「上顎左側側切歯に対しe.maxCrステイニング法で対応した1症例」梅田先生は「オールセラミックを用いて審美修復した1症例」というタイトルでした。この二人の症例はとてもよく似ていて、前歯1本に位置異常がありそれを矯正などはせずに被せ物だけできれいにするというものでした。特にポイントとなったのは2ケースとも歯は削るのですが神経を残して有髄のまま治療を進めていくところだったと思います。神経を残すので歯を削る量は少なくなるのですがそうすると被せ物の厚みが薄くなり色や形の表現が難しくなります。その中で2ケース共歯科医師と歯科技工士が密にコミュニケーションをとり歯を必要最低限で削り、ぎりぎりの補綴スペースで患者さんが満足する審美的な修復をされてました。
岩瀬先生は「メインテナンス中に歯根破折を起こした歯に対してインプラント治療を行った1症例」でした。このケースはフルマウス(上下共に全額の治療)で今回の治療で人生最後の治療にして死ぬまでしっかり物を食べたいという患者さんでした。
フルマウスのケースは治療に入る前に資料を取りどこにゴールを持っていくかをしっかりと審査診断をしなければいけないとおっしゃっていてまさにその通りだなと思いました。そして岩瀬先生もその設定したゴールに向かって1つ1つの治療を丁寧に行っていて最終的には患者さんが満足できる結果になっていたので、僕もこのまさき歯科の歯科技工士として患者さんに喜んでもらえる補綴物を作っていけるように精進したいと思います。
歯科技工士 I