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歯周治療のセミナーに参加しました
もう10月も終わり、今年もあと2か月余りですね!
最近は日が暮れるのも早くなり、朝晩が冷え込んできているので体調を崩さないよう気をつけて下さい。
私は先日、名古屋国際会議場で開催された「歯科衛生士のための21世紀ペリオドントロジーダイジェスト」(クインテッセンス出版)の著者である大阪大学 天野敦雄教授の講演会に参加しました。
今回は最新の病因論に基づいた歯周治療についてお話を聞かせていただきました。
歯周病の原因となる菌、Porphyromonas gingivalis(=P.g菌)は歯周病菌の数ある中で最も悪性です。
P,g菌などの歯周病細菌は歯につく汚れ歯垢や歯石の中にいます。
歯垢や歯石があると歯肉が炎症を起こし歯周ポケットに細菌が入り込み歯を支えている骨が溶け、歯がぐらつき最終的に抜けてしまうという歯周病を引き起こす怖い菌です。
歯磨きをして血が出ることはありませんか?歯肉から出る血は歯周病菌の必須栄養素です。
健康な歯肉であれば歯磨きをしても血は出ないので、歯周病菌が働きません。
ですが、歯肉が炎症を起こし血があると、歯周病菌は増殖し、病原性を増します。
そうならないためには毎日の歯磨きで歯垢をしっかり落とし健康な歯肉を保つことが一番大切ですが、歯磨きでは取り切れない汚れもあるので早めに歯科医院にお越しいただき歯周病の治療を行います。
歯周病は全身疾患とも関係の深い病気です。
私は歯科衛生士として歯周病の治療を通し、皆さんの健康を維持することが出来るなんて幸せだと改めて考えさせられました。
講演会では多くのことを学ぶことができ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今回の講演会で私も初めて聞き驚いたのですが、ある食べもので歯肉予防ができるそうです。なんだと思いますか??
それは…
「カレー」です。
カレーの中に含まれるクルクミン(=ウコン)には抗炎症作用、抗酸化作用、抗腫瘍作用、抗菌作用など色々効果があるようです。
皆さんがご家庭で食べているカレーでいいのです。
食べるだけで歯肉が良い状態を保てるならうれしいですね!
私もカレーが大好きです。これを聞いたらもっとカレーが好きになってしまいますねー💛