12月14日（日曜日）名古屋市中村区のまさき歯科セミナー室にて、MDIベーシックコース第4回目が開催されました。

以前にもコラムにアップいたしましたが、ベーシックコースは、若手の歯科医師の方々にベーシックなことを指導する６回コースです。講師は、まさき歯科院長中川先生です。

今回は、PERIO歯周病治療です。

国民の８０％は歯周病であると言われるここ日本では、歯周病治療を語らずはいられません。しかし、歯周病治療は非常に困難で簡単なものではありません。患者さんにも理解を得て協力していただけなければいけないのです。いかに患者さんに解りやすく説明できるか・・・。また歯周病治療のためのチーム作りの必要性。歯科衛生士の必要性。只いればいいわけではありません。スタッフ・歯科衛生士教育も非常に大切になってきます。

それらのことから始まるレクチャーです。

歯周組織はどんな仕組みか、歯の解剖学的形態はどうなっているのか・・・。そして歯周病の病因論。検査の仕方も大切です。

歯周病の治療には、スケーリングという歯石をとる作業があります。非常に重要なことです。歯科衛生士がすることが多いですがもちろん歯科医師ができなくてはいけません。スケーリングには、スケーラーという歯石を除去する道具が必要です。道具は常によりよい状態にしておかなければいけません。スケーラーは、刃物。刃物は切れ味がポイント。ですからスケーラーもきちんと研いでおかなければならないのです。シャープニングです！！このシャープニングがスケーリングとともに困難。でも練習してできるようにしておかなければ自分自身がつらいし、患者さんに苦痛ばかりを与えてしまいます。実習しました、

歯周病の治療が終わったら、再発予防のためにメインテナンスします。そのメインテナンス時には、何を診て何をしたらいいのか・・・。いつまでも患者さんが健康で笑顔でいていただけるために・・・。

いろんな勉強を休日返上でします。

自分の知識やテクニック向上のためです。

でもでも1番は患者さんのQOLを低下させず、ずっとサポートしていかなければいけないと考えるからです。