今年初めてのMDI（Masaki　Dental　Institute）月例会が開催されました。

40名を超す多くの方々が集まってくださいました。

メンバーの皆様、今年もよろしくお願いします。

最初にいつもお世話になっているユニットの石川さんから商品説明がありました。いつも興味深いものをご案内してくれ、支えてくれる石川さんです。今年もお願いします！！

発表のトップバッターは、今年からＭＤＩの理事としても活躍してくれる日生歯科診療所 藤城吉正先生です。

演題 『上顎前歯部連続欠損に対してインプラント治療を行った症例』

10年ほど前のケースですが頑張っている様子がうかがえました。 事故で上顎中切歯を一本失った状態で来院され、その後隣在歯にも破折が認められ前歯部連続欠損となった症例で、困難な前歯審美ケースです。
 今ならこうすると思うこともあるとのことで、見返してプランニングや術式、コンサルにいたるまで反省などを踏まえての内容でした。

1月恒例になっているＭＤＩ代表であるまさき歯科 中川昌樹先生が続いて発表。

 演題 前歯部インプラントに対して審美的結果をもたらすための考察
こちらも前歯部インプラントケース。シングルスタンドにシフトしたケースプレゼンでした。
 前歯部インプラント治療は、機能に加え、良好な審美的結果を求められます。退縮した骨と歯肉をいかにホローするかその付加的な処置をふまえての内容でした。

前歯部インプラントはその生理的な生体の変化に逆らい、様々な戦略を用いて、あくまでも抜歯前と同じ歯頚ラインの位置と歯間乳頭の高さを回復しなければならない対応・困難さをしみじみ感じました。また、事前の充分な診査診断と患者さんとのディスカッションが必須である思いました。。

司会 熊野先生が務めてくれました。