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まさき歯科院長中川昌樹先生が1日講演
12月13日日曜日、実りの会第20回学術セミナーが開催されました。
その日の演者として、まさき歯科院長中川昌樹先生が1日講演いたしました。
『包括的臨床の目指すもの』と題した1日にかけての講演でした。
午前中は、包括的臨床とはいかなるものか、どのように行うのかを1ケースを介してレクチャーしました。
包括的歯科臨床、歯・歯周組織全体を包括的にとらえその問題を抽出し診断を行い治療計画に基づきゴールを目指すものです。
その包括臨床をいかにして実践するのか、資料収集・診断・治療計画から実際の治療方法そしてメインテナンスまで語りました。
インターディシプリナリーアプローチinterdisciplinary approachは、(補綴・ペリオ・エンド・矯正・外科)の専門家が知識を出し合い、治療計画を立案し、それぞれの専門の領域の治療を担当し、もっとも合理的なゴールをめざし協同して学際的な治療を行うことをいいます。「インターディシプリナリー」とは「学際的」という意味であります。
インターディシプリナリーアプローチを成功させる条件としていわれることは、
(1)治療全体の流れのマネージメント担当者の存在、
(2)治療目的・コンセプトの共有、
(3)他の領域の治療に関する深い知識、
(4)症例検討を通して互いに学ぶ精神でのフィードバック、
こうした無駄を省いた総合的な治療をすることにより、永続性・予知性・清掃性が獲得しやすくなる。
さらに審美性をも得ることができる。
しかし、日本の現状では、単独でこのような治療を進めなければならないことも多い。まさき歯科中川先生も同様でひとりですべてを総括し行っている。
その方法を丁寧にレクチャーした。
午後は、この包括的歯科臨床によりより良きいい結果を得ている臨床ケースをいくつか供覧した。どれも長期に安定したケースである。
その場限りの治療でないその人にとっての最高なそして長期を見据えた臨床が
メインテビリティ、クレンザビリティの整った治療ができる。そしてロンジェビティに繋がる。