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キモノ
早朝、ジムで1時間走る。その後、30分サウナで読書(この時間が何とも楽しい)着物の本を読んだ。着物に知識のないものにとって大変興味深く面白かった。なんて奥の深い世界なんだろうと・・・フムフムとほくそ笑む。
訪問着、振袖、小紋、付下げ、留袖・・・、
季節、場所、素材、織、染め・・・帯や帯締めなどの小物類の選択法。なんてすごい世界なんでしょう。
宮尾登美子さんの本を読んでいるとよく着物の描写が出てくる。着物のことを言っているんだろうとは思いつつ、意味不明で素通りしていた。思ってみると、以前母にこれはね、・・・なのよ、着る席はこんなところがよくて季節は・・なのよ、わかる?・、など事細かく語らえたことがあった。内容の詳細はまったく記憶なし。何しろ知識が全くないので何を言っているのか毛頭わかるはずがない。ただ季節や場所を意識して着物選びをすることが大切なのかなと思う。TPOです。
それがとんでもない種類があるようだ。柄選びも重要なようで、よく花をあしらうものがその花も季節を意識しなければいけないようで植物の知識も必要になってくる。おしゃれな方はまたジャストシーズンも避けるようだ。たとえば、桜満開の日に、桜模様の柄のお着物を着ることは避ける、着るなら桜が咲く少し前に着る、と何とも恐れ入ったものです。それに帯や帯締め、帯揚げ、半襟などなど選ぶ。すごいすごい・・・。
知識のないものにとってとても面白い世界です。でも言えることは素材の良さをより美しく品よく仕上げるか・・・、我々の日ごろの臨床につながるところもあるのではないかなとも思った。本物の美しさを知る、美しいものを見る、感性を養う、また多くの知識を持つたくさんの引き出しを持つことはすごく大切で患者さんの悩みに対応できることになるのではと思います。
ちょっと読んだだけではわからないキモノの世界。でもちょっと知っただけでも面白そいキモノの世界・・・。もっと知りたいと思ったひと時でした。