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診療時間表
ベーシックコース
11月16日(日曜日)外は、寒いけど空気が澄んださわやかないいお天気!!
名古屋市中村区にある豊国神社は、七五三のお参りで賑わっています。今日のようなきれいな空のもとで晴れ着もさらに輝かしくかわいく見えます。
その豊国神社の参道(中村区中村町)にあるのが、当院まさき歯科です。そのまさき歯科には、晴れ着の鮮やかさと違う黒いジャケット姿の若者が順次は入ってきます。
今日は、MDIベーシックコースが開催されます。
このお天気のいい日に我々は照明が落とされたまさき歯科のセミナー室にいるんです。今日もまた満席です。
折角のお休みも1日勉強です。
MDIベーシックコース第3回目
ベーシックコースは、ネーミング通り若手の先生方にベーシックなことを指導する6回コースです。講師は、まさき歯科院長中川先生とMDIの岡崎先生です。
今回は、よりすぐれたクラウンブリッジを作成するための咬合の基礎のレクチャーです。
悪くなってしまった歯に、削って型とって冠を被せる。ただそれだけではいけないんです。1本の歯も身体の一つ。身体全体・頭顎・顎関節を考慮して治していかなければいけません。
それを半日かけての講義。それだけ奥が深いということです。
患者さんの身体を守り、よりよくするため、できるだけいい仕事を理論に基づいて行うため、受講生も真剣です。
さらにはオールセラミックを勉強し短い休憩をはさんで午後の講義です。実際の模型を咬合器に装着しての咬合分析をします。
その後は、プロビジョナルレストレーション(最終の補綴物の入る前の最終の仮歯です)について岡崎先生のレクチャー。そして実習です。前回、形成の講義があり課題も出ました。その課題で出た形成模型を使っての実習です。
「仮歯」ってよく聞くと思います。歯を削って次回に出来上がるまでの歯。これはあくまでの仮の歯であります。養生パックであると岡崎先生は表現していました。
ここで勉強し実習までするプロビジョナルレストレーションは単なる仮歯ではありません。プロビジョナルレストレーションとは、最終補綴物(Final Restoration)に移行する前に、最終補綴物に与えられる機能と形態が、歯周治療・咬合治療・予防治療そして生理的・審美的などのさまざまな側面から口腔内に適応するかどうかを観察し、再考察を行い、最終補綴物に反映していくための修復物です。完成品に近い試作品なのです。
患者さんのためにこれ以上大切なことはないのです。そのために我々は時間をかけ、神経をすり減らし作り上げていくのです。このステップなしには、満足のいくそして生態に優しく審美的に優れた補綴物はできません。非常に大切なことです。