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インプラントのアバットメントについて
みなさんこんにちは
先週のSWという長いお休みも終わり、本格的に秋がやってきてだいぶ過ごしやすくなってきましたね。
ただ朝晩と昼間の気温差があるので体調を崩さないようお気を付けください。
さて、今日はインプラントについて少しご紹介したいと思います。
まさき歯科のインプラントチームのまずご紹介します。リーダーは、まさき歯科の院長・執刀医です。インプラント学会の専門医です。綿密な診査診断を院長が中心になってします。そして僕たち歯科技工士も最終の補綴物をフューチャーしつつプランニングに参加します。衛生士を加えてのオペ。僕も何回か立ち会ったことがあります。そしてまたこちらも学会のインプラント専門歯科衛生士を取得する歯科衛生士が術前ケアやオペのアシスタントを担当します。
治癒を待っての補綴作業。僕たち歯科技工士の正念場です。
インプラントには大きく分けて3つのパーツがあります。一つは歯茎の中の骨に埋め込むインプラント体、さらに歯の変わりとなる上部構造、そして最後にアバットメントというのがあります。
写真はその中のアバットメントです。これはインプラント体と上部構造をつなぐ役割がありますのでとても重要なパーツの一つです。
アバットメントには既製アバットメントとカスタムアバットメントの二種類があります。カスタムアバットメントは各症例にあったアバットメントをカスタムで作製します。それぞれの患者さんに合わせたいわゆるセミオーダーなのです。まさき歯科ではこのカスタムアバットメントをよく使います。既製のアバットメントでは生物学的、審美的に不十分な場合が多いからです。
材質は金属の物とジルコニア(非常に硬いセラミック)の二種類があります。写真のものはジルコニアですが金属の物と比べると光を通すので上部構造を入れたときにより自然にできあがります。そして生体親和性に富み、非常に体に優しいものです。
このジルコニアのカスタムアバットメントを使うことにより上部構造に合った支台歯形態の付与、インプラントの埋入深度や角度の補正、適切なエマージェンスプロファイル(歯肉からの立ち上がりの形態)の付与、多数のインプラントの場合平行性の確保など機能面や審美面でも多くのメリットがあります。
歯肉を貫通するとても繊細なところなので0.1ミリ単位での非常に精度の高いものを作らなければ逆に歯肉の退縮やアバットメントの破折につながるため、マイクロスコープなどを使い細心の注意を払い作製しています。この形態が最終の補綴物形態にも大きく付与します。
まさき歯科では、院長をはじめすべてのスタッフが気を抜くことなくステップごと分野ごと正確な仕事に心掛けています。
僕たち歯科技工士も丁寧で正確な仕事に徹します。特にこのような隠れた作業も重要です。目には見えないところではありますがしっかりとした上部構造を作るためには欠かせないパーツですので今後もしっかりと作っていきたいと思います。
まさき歯科 歯科技工士I