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MDI月例会報告
11月12日(水)午後8:00より、MDIインプラントセンター(まさき歯科)セミナー室にてMDIの月例会が行われました。
MDI(masaki-dental-institute)は、結成から今年で早や12年。まさき歯科のOBの方々を中心に徐々に多くの仲間が増えてきました。毎月それぞれの先生がそれぞれの観点でご提示されるケースをみんなで論議しあう、最後は中川昌樹先生がコメントして閉めるそんな会です。
昨夜も36名もの方がご出席で大盛況!
セミナー室は、ムンムン!!ちょっと息苦しいほど・・・。
発表者のトップは、MDIが誇る素晴らしいテクニシャンデンタルスカーララボの南澤氏。
タイトルは、「歯科医師と共有したい形態構築のポイント」
デンタルテクニシャン(歯科技工士)の見る目としていくつかのポイントがある。それぞれが非常に大切です。そのなかで今回は形態に特化してお話頂きました。南澤氏は、歯軸を見極めることがまず大切だと強調しています。そしてお顔とのバランス、口唇との調和、患者さんの意向等々・・・。格好いい形に仕上げるだけではないそれぞれの患者さんにあった、そして喜んで頂ける補綴物を提供することへの彼の熱意を感じました。
審美歯科とネーミングを簡単に掲げることはできます。
底は深いです。簡単なものではありません。
歯科医師のセンス、丁寧な形成、歯肉の取り扱い・・・。そして有能なテクニシャン。
大変です!審美歯科って、ただ白い歯(セラミック)をかぶせるだけではない大変なことです。
当院の歯科技工士も南澤氏にいつも多くのアドバイスを受け、日に日に成長しています。今回の発表の中でも取り上げられました。
はやく追いつけるように頑張れ!!
続いての発表は、アート歯科の松野先生。
彼は以前、大学卒業後まさき歯科にて研修医としてがんばっていました。
今回のテーマは「骨粗鬆症の抜歯」
今、骨粗鬆症だと診断され、薬を投与されている方が非常に多くいます。骨量の減少と骨組織の微細構造の異常の結果、骨に脆弱になり、骨折が生じやすくなる疾患です。特に閉経後の女性で発症者が多くいます。
問題なのがビスホスホネートという薬剤を服用されている方です。
抜歯などの外科処置をすると顎骨壊死を起こすと言われています。
やむを得ず抜歯しなければならなくなった患者さんが、どんな体調であるのか?
何か疾患を持っていないか?どのような薬を服用しているのか?必ずチェックする必要があります。そして医科との対診は絶対必要です。
何も調べず、はい抜きましょう!ではいけません。
患者さんのために安心安全な歯科治療のため、このステップを飛び越してはいけません。
最後は小出先生
タイトルは
「無歯顎患者に下顎2本implantを用いたインプラントオーバーデンチャー(IOD)について」
高齢者が多くなってきたこの世の中。
高齢者に優しく、適した治療を考えることは今必要であると思います。
そこで、小出先生の発表は負担の少ない外科処置で快適なインプラント補綴をするというケースをエビデンスを含んでお話頂きました。
昨今のご高齢者はとてもお元気な方がたくさんいらっしゃいます。
いろいろなサークルやカラオケ・スポーツ・ご旅行等々多くの楽しみを持ってみえる方がいます。
その楽しみを満喫するためは、合わない入れ歯は厄介者です!!
お話・お食事・・・すべて口から始まります。そこがダメだと楽しみは半減どころかずっと低下してしまいます。
そこでインプラント処置。
小出先生の言うように、少ないインプラント、負担の少ない外科処置で快適な日々をおくれるのです。
そしてQOLの向上につながるのです。
どんどんお出かけして、大いに笑ってしゃべって、美味しいものをたくさん召上がって頂きたいと思います。みなさん今までずっとがんばってきたのですから・・・・。
このように3名の発表で、11:00近くになりました。皆さんお疲れ様でした。 司会を務めてくれた大林先生もありがとうございました。
今年の例会はこれが最後です。
皆さん頑張りました!来月は忘年会です。今年を語り合いましょう。