2月25日日曜日、まさき歯科の歯科衛生士6名は、日本臨床歯周病学会中部支部教育研修会に出席しました。

今回は「今改めて歯の保存を再考する」というテーマで開催されました。

歯科医師・歯科衛生士それぞれ４名のプレゼンテーション。どの内容も素晴らしく感銘しました。また、翌日からの臨床にすぐに役に立つものもいくつも得られました。

松本歯科教授吉成先生のシンポジウム。

歯周病と国民皆歯科検診の関わりという内容でのご講演。進みそうで進まないこの国民皆歯科検診。問題点と今後の課題をお知らせくださいました。また、重要なことはそれをどのように歯周病予防・治療に発展させるかということです。壮大なプロジェクトであるとは思いますが、近い将来理想的な形で遂行できれば日本国民の歯周病予防に寄与するはずです。我々も知恵を絞りたいと思います。

そして、シンポジウム２は５Dの片山先生。

Soft　tissue　stabilityから考える歯周組織再生療法というタイトルでのご講演でした。

鮮やかなテクニックをいくつも拝見しました。

歯の保存のための再生療法。簡単なことではありません。的確で緻密な診断のもといかにどの手技でどの再生材料を使用すべきであるか、ケースを拝見しているととてもシンプルに見えますがそれには困難なことがあると考えられます。

木を見て森を見ずでは、きっと失敗するでしょう。咬合・顎骨・歯軸・歯根の形態・患者の許容度etc難しいと思います。また、確実なデブライドメントも要求されます。でもそれをクリアし、歯の保存に成功して患者さんに寄与している素晴らしいことだと感銘しました。

１日、よき勉強の場になりました。

明日につなげてまさき歯科の患者さんのために頑張ろうと思います。