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MDI・1日例会『抜歯基準を考える・・・シンポジウム』
MDI・1日例会
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名古屋市中村区のまさき歯科セミナー室
『抜歯基準を考える・・・シンポジウム』
抜歯に至る原因は、様々。その中で多くを占めるのが歯周病・齲蝕・破折です。
しかし、歯周病・齲蝕・破折ならばイコール抜歯とも言い切れません。どこまで進行したら抜歯である、といった明確なルールもありません。
抜歯するという処置に至るまでのそれぞれの考え方、また反対に保存する(抜歯せず歯を残す)と決める確固たる意志の根拠。
それらのことを3名の若手医師と4名の理事のケース発表を見せて頂き、ディスカッションするという企画で1日1日例会が開催されました。
歯周病・齲蝕・破折と診断して、さあ如何なものかと悩む。
重度の進行はやむなく残念だが保存不可能で抜歯。しかし、それも抜歯してなくなった歯の後はどうしたらいい?抜くはいいが、その後はどうする?そこまで考えて歯を抜くことを考える。
進行はしているが、まだ救えるかもしれないというグレーゾーンにいる歯。抜かずに保存するか?それにはどんな手段を活用するのか?保存し、どのような補綴設計を考えればいいのか?予後はどうか?
抜歯を考える。無くなった部位は、どうする。患者さんのQOLを低下させぬようにするにはどうする?
抜歯or保存、どちらにしても長期の安定した予後を考慮しなければいけない。
いつまでも快適に食事ができ、会話が楽しめ、健康な生活ができるように配慮し治療計画を練るべきである。
明確な抜歯基準はない。答えはない、というか答えれないことが多い。取り巻く周りの環境や生体の感受性も視野に入れなければいけない。非常に悩ましいことが多い。
今回のディスカッションでもいろいろな意見が出ました。
多くの意見を聞き、考慮すべきヒントは獲れたのではないかと思う。
有意義な1日でした。
そしてメンバーのみなさんが、以下に患者さんのために真摯に考えているかがよくわかりました。
お疲れ様でした。